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悩むのはただ、貴方が好きだから

色んなDISSIDIAサイト様・Blog様を拝見するのが好きです。
ヘッポコなので、リンクを貼る勇気はございませんが。
でもウォーリア・オブ・ライトのお相手はガーランドやフリオニールが多いので、ちょっと悲しい(苦笑)。
そしてスコールのお相手はバッツやクラウドやティーダが多くて、これまた悲しい☆
もちろん嫌いじゃないんですが、決して。
やっぱりオイラの趣味はマイナーなのねぇ、と思う今日この頃。
光の戦士と獅子の組み合わせがメインというサイト様・Blog様は、ホントに少ないですもんね。
・・・かと言って、自分のをサーチ等に登録する勇気もない・・・。
ヘッポコ文章ですから。どうせ(爆死)。

今回は、原作の世界観ではありますが、出来るだけ原作の雰囲気に呑まれないように、頑張って微糖を目指したつもりです。(「甘いのを目指した」とは言い切れない悲しさ・死)
でも微糖にもなってない?ゴメンナサイ。
あ、スコールが左でライトが右です。一応ちゃんと掛け算になってる、筈(爆死)。

----------

【悩むのはただ、貴方が好きだから】


「・・・ん・・・」
腕の中の存在がモゾ、と動くのを感じて、目を開ける。
覚醒しきっていない思考のままテントの入り口を見遣れば、まだ目覚める時間には遠い事が分かる。
ふぅ、とゆっくり静かに息を吐いて、そうしてそっと腕の中の存在に意識を向ける。
普段は重装備に身を包み、凛と前を見つめ自分たちを率いている勇者が、今は信じられないほど無防備に自分に全てを預けたまま、深い眠りについている。


ライトに告白をして受け入れられてから2週間。ライトとこういう関係になってから数日。
未だに夢ではないかと何処か信じきれずにいる己自身に俺は苦笑し、そっとライトの髪を撫ぜる。


当然ライトが信じられないというわけじゃなく。ただ、己の幸運が夢幻に思える。
現実だと信じられないのも無理はないんだ。
仲間たちはモチロン、カオスの何人か、下手したら殆どが喉から手が出るほど欲したポジションに、今俺は身を置いているのだから。
確かに、誰よりもライトを望んでいるのは俺だ、という自負はある。
誰にも譲れないという強い想いがあるのも確かだ。
でもきっと、ライトを望んだ、否、今でも望んでいる皆がそう思っている筈で。
だから他の皆と俺に何の違いがあったのか、他の誰でもなく俺がライトに選ばれた理由が何なのか。
知りたくて、でもライトに直接は聞けなくて。ふと、不安になるのだ。

―――もしかしたら誰より一番最初に俺が想いを告げたから、なのかもしれない、と―――。

そして、この不安を解消する術を、今の俺は持たない。誰かに相談する事も出来ないのだから。
流石にプライドがあるのか、少なくとも仲間たちは面と向かって敵意を向けてくる事は殆どないが、それでも感じる意味ありげな視線に居た堪れない気分になる。
ライトを得た代償だと思えば良いのだろうが。
そこまで思い切れない。自信が、ない。だから、ほんの少しだけキツイ。
ただ無我夢中でライトを求め、ライトがそれに応えてくれている時だけは、至福だけを感じる事が出来る。
ライトが、俺の名を呼んでくれる時もだが―――。


「何を考えている?スコール」
深く眠っていると思い込んでいたライトから突然声を掛けられて、俺は一瞬息が止まるかと思った。
そんな俺にクスッと笑うと、ライトは身体を起こして上から俺を覗き込む。
少し気だるげな仕草と視線に常以上の色っぽさを感じ、俺は動揺する。
右手中指と人差し指で右耳に銀の髪を掛け、左側に首を傾げる様にして俺を見つめるライト。ポーカーフェイスと言われる俺だが、大事な相手の前ではただの10代の男だ。堪らない。
無理を強いたくないと思うのに、目の前の相手はどんどん無防備になっていって、俺の自制心をぶち壊していく。
そんな自分に気付かれたくなくて、必死で意識を逸らそうと努める。
「お、起きたのか、ライト」
「ああ。君の気配が微妙に変化したのを感じてな」
そう言って今にも欠伸をしそうなライトの雰囲気に、俺は眉を顰める。申し訳ないことをした。
「俺のせ」
「君のせいではない。気に病むことはない」
謝ろうとすると、それを遮ってライトがハッキリと言葉を繋ぐ。


ライトは優しい。
確かに厳しさも否めないが、それは相手を思い遣っての事だ。
何より、ライトは自分自身に対して一番厳しい。信念を貫くために、世界を救うために、そして仲間を守るために。
ふと、思う。
もしかしたら、優しさからなのかもしれない。
俺を受け入れてくれたのは。


「どうした?」
自分が思いついた事に自分で傷付き、少し沈んでいると再びライトが気遣わしげに声を掛けてきた。
「いや、何でもない。それこそ、ライトが気に病むことはない」
慌ててライトの言葉を借りて首を振ってみせる。
ライトを悩ませたくはないのだ。
すると。
「っ!?」
ライトの纏う空気が、変わった。
―――もしかして怒ったのだろうか―――。
「ら、ライト?」
「君はいつもそうだな」
「え?」
ライトの視線が強くなる。確かに怒っている。
「どうして、私に何も言ってくれない?君が何かに思い悩んでいるのに、私が気付かないと思ったのか?」
俺は驚いた。
いや、気付かれないと思ったわけではない。
そうではなく。
「他の誰に打ち明けるのが無理でも、私だけには打ち明けて欲しい。そう願うのは贅沢なのか?」
まさか。
「誰に対してもこんな風に思うわけじゃない。君だから。スコールだから、そう願うんだ。確かに我侭かもしれないが。いけないか?」
ライトが俺に対して。
他の誰でもない、俺に対してだけこんな風に願う、だなんて。
俺は、よっぽどポカンと呆けた顔をしていたらしい。俺の表情を見たライトの視線が、益々強くなった。
「君はよっぽど私を信用していなかったらしいな。まさか私が誰の告白でも受けるとでも思っていたのか?」
そう言われて俺は焦った。ばれてる。日頃のポーカーフェイスなど、何の役にも立たない。
「な、何で」
「やっぱりな。それを君はここのところずっと思い悩んでいたのか。私に対してだけ表情が曇るから、最初は告白を受けない方が良かったのかと思ったくらいだぞ」
「まさか!」
俺が思わず即答すると、ライトの視線が僅かに穏やかになった。
「ああ。君は私に対してちゃんと接してくれるし、愛してくれる。だから違うのはすぐに分かったが、ならば何でなのだろううとずっと考えていた」
俺は言葉に詰まる。
何が『ライトを悩ませたくはない』だ。しっかり、悩ませてるじゃないか。
言われた言葉に落ち込む俺を見て、ライトは溜息をつき、
「ほら、また」
と言いながら俺の眉間に指を這わせる。
「私が君の事で悩むのは、君のせいではない」
「悩ませたくないんだ、俺の事でなんか」
ライトの言葉に俺が答えると、ライトは少し考える素振りを見せてから再び口を開く。
「それでは君は、君が私の事で悩んでいるのは、私のせいだ、と思っているのか?」
「そんなわけはない!」
「では、どうして悩む?」
言われたとんでもない言葉をすぐさま否定すると、今度は静かに尋ねられる。
否応もない。
しかしライトを煩わせたくない一心で、俺は必死に言葉を紡ぐ。
「ライトが―――好き、だから―――」
すると、ライトの表情が見る見るうちに穏やかになった。
その、常とは違うあまりに如実な変化に俺が言葉を失っていると、今度はゆっくりと微笑んでくれた。
―――綺麗だ―――。
思わず見惚れてしまう。
「私もそうだ」
「え?」

「私も、君が。スコールが好きだから、悩むんだ。だから、君のせいではない」

まだ夢幻の中にいるのだろうか、とつい言葉に出していたらしい。ライトに右手で左頬を抓られた。
もちろん加減はしてくれているのだろうが、重装備をつけたまま剣を振るっている右腕だ。握力も半端ない。
あまりの痛みに思わず「いたっ」と声を上げると、「私を疑った罰だ」と笑って離してくれた。


「ライト。聞いても良いか?」
「何だ?」
「その―――俺の、何処が、その―――」
「好きか、か?」
「っ!」
「クスクス。そうだな、孤高の瞳に宿っている炎が気になったのが切欠だが。何処が、と一言では言い切れないな。君が必死で隠そうとしている優しさや脆さも、私は好きだ」




きっとこれからも、俺は貴方を想って悩むのだろう。
きっとこれからも、自分に自信を持てずに落ち込む事があるだろう。
いつまで貴方が俺の腕の中に留まってくれるのか、不安に思い続けるだろう。
でも、それで良いんだ。きっと。
だって、俺は貴方が好きなのだから。


俺はどんなに頑張ってもライトより子供で。
貴方の優しさに、守られて癒されて包まれて満たされて。
その差は一向に縮まらないどころか、どんどん開いている気もするけれど。


いつか俺が、貴方を守って癒して包んで満たして。
そんな日が来れば良い。




「私はもう、君に守られて満たされているよ。ずっと」
そんなライトの苦笑気味の言葉は、まだ俺に聞こえないまま。


【END】
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プロフィール

いえよし

Author:いえよし
HN:伊江慶(いえよし)

声萌えで買ったPSP『DISSIDIA FINAL FANTASY』に思いがけず嵌り、つい駄文専用Blogを開設してしまう☆
勇者様至上主義。途中紆余曲折あっても、とにかく最後に勇者様が幸せであれば良い。勇者様がヤキモチをやいたら、必ず相手にもヤキモチをやかす、という極端過ぎる性格(笑)。

ってな感じです。
見捨てないでやって頂けたら幸せです☆
宜しくお願い致します。(お辞儀)

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